映画「君の膵臓をたべたい」のネタバレ感想!タイトルの意味と結末に感動

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映画 君の膵臓をたべたい ネタバレ 感想 タイトル 意味

映画「君の膵臓をたべたい」を観てきました。小説が実写化された映画です。

原作を読まずまっさらの状態で観ましが、想像していたストーリーとは全然違った!いい意味で裏切られて、感動しました。

タイトルの意味、心揺れる結末、涙があふれました。この感動が冷めやらぬうちに、感想をば。

映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト

※一部、ネタバレあります。でも結末は言わないことにします。

あらすじ

「君の膵臓を食べたい」…主人公である「僕」が病院で偶然拾った1冊の「共病文庫」というタイトルの文庫本。

それは「僕」のクラスメイトである山内桜良 (やまうち さくら) が綴っていた、秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。

「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。

「山内桜良の死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことにより、「僕」、桜良という正反対の性格の2人が、互いに自分の欠けている部分を持っているそれぞれに憧れを持ち、次第に心を通わせていきながら成長していく。

そして「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意。

桜良は恋人や友人を必要としない僕が初めて関わり合いを持ちたい人に選んでくれたことにより「初めて私自身として必要されている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。

引用:君の膵臓をたべたい - Wikipediaより

キャスト

リンク先はWikipediaです。

感想

実は映画を観るまで、よくある青春ラブストーリーのお涙ちょうだい邦画だと思っていました。

余命宣告を受けている美少女と、平凡な男の子が刹那的な恋をする。やがて訪れる残酷な別れ。そして大人になった男の子(小栗旬)が、女の子の親友(北川恵子)と結婚をする、、、???

という映画じゃなかった!笑

キャストに小栗旬さん・北川恵子さん・北村匠海さん…までは知っていたんですが、小説も読んでいなかったので、このような想像に。恥。

そんな先入観があったので、原作ファンの母が「観たい!」と言わなければ、おそらくずっと観なかったであろう作品です。観てよかったなー。

主人公【僕】と山内桜良の関係が深い

上記のとおり、最初は恋愛ものだと思いながら観ていたんですが、終盤にさしかかると、恋とか愛とか、そんなありふれたものではないことに気付きます。

友情…ではありません。恋愛に近いですが、作中はっきりとした表現は出てこない。しかし、唯一無二の存在なんです。お互いに。

ただ、生きていてほしい人。それ以上でも、それ以下でもない。この、言い表せられない2人の関係に心がぎゅっとなりました。

【僕】は臆病だけど、強い

いつも本を読んでいて、他者と関わることに臆病になっている【僕】と、いつも自然と周りに人が集まる、クラスで1番人気の女の子【山内桜良】

天真爛漫な山内桜良に、最初は振り回されて迷惑していた【僕】ですが、ゆっくりと心を開き、人と関わることを楽しめるようになっていく姿に成長を感じました。

わたし自身どちらかといえば【僕】に近いタイプですが、もし目の前に桜良のような人が現れたら、憧れて、嫉妬して、1人では秘密を抱えきれなくて、拒絶したい気持ちになると思います。

ですが【僕】は拒絶しませんでした。迷惑がってはいたけど笑、それでも逃げなかった。臆病=弱いんじゃないなーと。強さって、触れてみないとわからないですね。

山内桜良の生きる姿勢

「死」がすぐ近くまできているのに、明るく今を生きている桜良に、序盤は本当に病気なんだろうかと疑問を持ったほどでした。

病気のことを親友に言わなかったのは、普通の毎日ではなくなってしまうことが嫌だったから。何気ない会話をしたり、意見が合わずにケンカしたりして過ごすこと。

桜良は「普通の毎日」が幸せだと知っています。そしてそれが「普通」ではないことも知っている。

そんな桜良が【僕】と出会い、秘密を知ってしまったのに「普通」に接してくれる【僕】を必要として、人に興味がなかった【僕】に必要とされる喜びを知る。

ああ、よかった。それは、本当に。

山内桜良役:浜辺美波さんの演技に衝撃を受ける

自然に平凡な高校生役を演じる北村匠海くんに比べ、浜辺美波さん、かわいい方なんです。美少女なんですよ~。でも、原作を読んでいなかったせいで、山内桜良のキャラがどうもピンとこない。

え…?どうしよう…「ブリっこ」とまではいかないけど、たまに、男のツボをわかりきった大人のお姉さんに見える…あれ?誰だっけ。甘ったるい声、猫のようなしぐさ。えーと、ほら、名前がすぐに出てこない…

そうだ、三浦理恵子だ。

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引用:「月刊 旅色」1月号

スッキリしました。わかってくれる方はいるでしょうか。話し方やしぐさ、セリフまで何だか似ているんです。

「もっとわたしを褒めちぎりなさい」

「わたしをベッドまで運んで」

「キミもベッドで寝なさい。異論も反論も認めません」

セリフ間違っているかも。でもこんなこと、同級生の女子に言われてごらんなさい。もう、ね。くすぐったいんです!うわあああああってなるんです。

ちょ、これ、誰の妄想女子ですか???みたいな。わたしがアラサーだからですかね。甘酸っぱい恋とか、忘れてしまったからですかね?!(必死)

ですが、桜良からの電話でいつもと様子が違うことに気付いて夜中の病室にかけつけた【僕】に対し、驚きながらも

「来てくれたの…?」

と言うシーン。

この時の声と表情が、泣きそうでもあり、嬉しそうでもあって、とても印象に残りました。素敵な演技でした。

今をしっかり “生きる” こと

桜良が亡くなるシーン。わたしはとてつもない衝撃を受けました。

いきなりの、残酷すぎる、現実感。映画を観ながら、心の準備はしてきたつもりでしたが、全然出来ていなかったんですね。

「甘えていたんだ」

【僕】の言葉に、ハッとしました。わたしも、甘えているんですよね。わたしと関わる、すべての人たちに。

最後まで好きと言わなかった理由

きっとお互いに好意を持っているのに、2人は1度も「好き」とは言いませんでした。

デートに行くし、親に内緒で旅行にも行くし、もう付き合ってるじゃん!と思うんですけど、それでも2人は最期まで、伝えることはありません。

好きと言わない。お互いを「キミ」と呼び、名前では呼ばない。想いを伝えるタイミングは、たくさんあったのに。

「…お門違いだとはわかっているんですが…ごめんなさい…もう、泣いてもいいですか」

このシーンで、好きといわなかった理由がわかりました。

お互いを想う気持ちが強いが故に、余命を考えると口になんてできなかった。名前で呼べなかった。好きだなんて、言えなかったんだと。

桜良が亡くなったと知った時、【僕】は泣かなかったんです。この言葉で、すべてが線となり…涙腺が崩壊しました。

「君の膵臓をたべたい」タイトルの意味

最初は、どちらの言葉なのか考えていたんです。

「君」だから男の子の言葉?でも、膵臓の病気は女の子っぽいから、膵臓をほしい女の子の言葉?いや、膵臓をあげたい男の子の言葉?

これも全然違った。ここまでくると、自分の陳腐な想像力に笑えてきます。

お互い、ありきたりな言葉じゃ表せられないんですね。いなくなってしまっても、自分の中で魂が生きていてほしいと思えるほどの存在。それをあえて言葉にしたなら、

「君の膵臓をたべたい」

きっと、2人は、たべたんだと思う。だめだ、思い出したらまた泣けてきました。

最後に

正直にいうと「泣かせるから泣いてね!」映画が苦手です。避けているんです。絶対まんまと泣くし、観終わった後、現実との狭間で立ち直れなくて笑。

でもこの映画は、途中「ありえない!笑」と思うシーンも多々ありますが、残酷な現実に突き落とされる結末に、そんなすべてのモヤモヤが消し去られます。

結末のための伏線は確かにあったのに!全然気づきませんでした。くやしい!笑

そうそう、ガム君とのやり取りにはほっこりしましたねー。劇場内にいる人たちの多くが「ふふっ」となっていました。

ガム君とのシーンは【僕】の成長が表わされていましたね。ちなみに、わたしはガム君が1番好きです。さりげない優しさと気遣い…良い男だわ~。

そして今、小説を読み始めました。読み終わってから、また映画を観たいです。その時はDVDだと思いますが、きっと、新しい感情に出会えるはず。

素敵な映画でした。感想、とっ散らかってすみません。

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お読みいただき、ありがとうございました。